東京建物内定者の実際の志望動機 5選
※以下は、公開されている内定者・社員の志望理由の傾向と、東京建物の公式情報を一部改変した内定者志望動機例です。実際の内定者のESをそのまま転載したものではありません。
例文をそのまま使うのではなく、原体験、課題意識、自分の強みを自身の経験に置き換えてください。
■ ■ ⑴「信頼を未来へ」× お客様第一
採用した軸:①「信頼を未来へ」+ ➌「誠実な社員と人への信頼」
私が貴社を志望する理由は、お客様や地域との信頼関係を起点に、長く人の人生を支える仕事ができると考えたからです。私はこれまでの人生で、文化祭や部活動といった学内活動からアルバイトまで、あらゆる場面でひとりひとりと誠実に向き合い、自分なりの信頼を積み重ねることを大切にしてきました。この経験から、相手の期待を理解し、日々の行動を積み重ねることで、長期間にわたって多くの人に価値を届ける仕事がしたいと考え、デベロッパーを志望しています。中でも貴社は、創業者から受け継ぐ「お客様第一」の精神を基盤に、「信頼を未来へ」という理念を約130年にわたって体現してきた企業だと認識しています。社員訪問においても、社員の方々が仕事の華やかさだけでなく、関係者との調整の難しさや、自分一人では何も実現できないという事実を率直に語られていたことが印象的でした。建物をつくって終わるのではなく、その後も利用者や地域の声を聞き、期待に応え続けるという貴社の街開発理念は、私が人生で大切にしてきたものと一致していると考えています。貴社の一員として、私も「この人だから任せたい」と思われる信頼を積み重ね、人々の暮らしを長く支えたいと考えています。
この例文のポイント
企業理念を引用するだけでなく、「信頼」という言葉を自分なりに解釈し、塾講師の経験から東京建物の仕事へ接続しています。
東京建物の「信頼を未来へ」は、学生が表面的に引用しやすい一方で、「なぜ信頼を大切にしたいのか」「具体的に誰との信頼なのか」を深掘りされやすい軸です。
本回答では、短期的な成果ではなく、相手の将来まで見据えて関わった経験を提示することで、不動産事業における長期性との一貫性を担保しています。
また、社員の人柄についても「優しかった」で終わらず、仕事の難しさや周囲への感謝を率直に語る姿から誠実さを読み取っている点が評価できます。
■ ■ ⑵「不易流行」のまちづくり × 八重洲への想い
採用した軸:②「不易流行」+ ①「信頼を未来へ」
私は、その土地が積み重ねてきた記憶を未来へつなぎながら、新しい人の流れや交流を生み出す街づくりに携わりたいと考え、貴社を志望しています。大学で地理学を学び、各地の商店街や再開発地域を歩く中で、利便性が高まる一方、その土地らしい店舗や人のつながりが失われてしまう街を見てきました。その経験から、街づくりにおいて重要なのは、新しい建物をつくることだけではなく、その土地の歴史や人々の想いを読み解き、次の世代が関われる形に更新することだと考えるようになりました。貴社は「不易流行」の考えのもと、企業のブランドで街を塗り替えるのではなく、地域固有の魅力を主役にした開発を行っていると認識しています。実際に八重洲・日本橋・京橋を歩いた際、老舗や路地、地域の生活感が残る一方で、TOFROM YAESUを中心に、劇場、商業、医療、交通などの新しい機能が加わろうとしている点に魅力を感じました。私は地域調査で培った、現地を歩き、人の声や小さな変化から街の特徴を捉える力を生かし、守るべきものと変えるべきものを丁寧に見極めながら、その土地にしかない価値を未来へつなぎたいと考えています。
この例文のポイント
東京建物の公式な強みである「不易流行」を、自身の街歩き経験と組み合わせた回答です。
「地域性を大切にしたい」という学生は多くいますが、本回答では、再開発によって地域性が失われる場面を見たという問題意識を置くことで、なぜこの価値観を持ったのかを明確にしています。
さらに、八重洲の街を実際に歩き、既存の歴史や生活感と、TOFROM YAESUによる新しい機能の関係を自分なりに解釈している点も評価できます。
面接では、「具体的に八重洲の何を残したいのか」「TOFROM YAESUのどの部分に東京建物らしさを感じたのか」と深掘りされるため、街歩きで感じた情景まで準備しておきましょう。
■ ■ ⑶「進取の精神」× 大手町の森
採用した軸:③「進取の精神」+ ➃「場の価値・体験価値」
私は、都市が抱える課題に対して既存の常識にとらわれず、人の行動や価値観を変える空間をつくりたいと考え、貴社を志望しています。大学では環境分野の研究に取り組み、環境問題を解決するには、個人に我慢や意識改革を求めるだけでなく、自然と環境に良い行動を選びたくなる仕組みが必要だと感じてきました。その中で大手町の森を訪れ、巨大なオフィスビルが並ぶ都心の中心に、単なる植栽ではなく、本物の自然環境を再現していることに衝撃を受けました。木々の間で休憩する人や、立ち止まって生き物を眺める人の姿を見て、空間そのものが人の時間の使い方や都市に対する認識を変えていると感じました。貴社は、歴史ある企業でありながら「進取の精神」を受け継ぎ、プレフォレストという前例の少ない手法を用いて、都市と自然の再生に挑戦してきたと認識しています。私も研究活動で培った、仮説を立て、検証を重ねながら最適な方法を探る力を生かし、環境配慮を義務として押し付けるのではなく、人々が自然と選びたくなる街や空間を実現したいと考えています。
この例文のポイント
本回答の優れている点は、環境問題への関心を「緑の多い街をつくりたい」という一般的な表現で終わらせず、人の行動を自然に変える空間づくりへと昇華していることです。
また、大手町の森を、植物の量や景観の美しさではなく、「人の時間の使い方や都市への認識を変える場」と解釈することで、東京建物が掲げる「場の価値」「体験価値」とも自然につながっています。
大手町の森は使いやすい事例である一方、多くの学生が引用する可能性があります。「どこを歩き、誰がどのように過ごしており、自分が何を感じたのか」まで言語化することで差別化しましょう。
■ ■ ⑷ 誠実な社員 × 多くの人と取り組む街づくり
採用した軸:➌「人への信頼」+ ①「信頼を未来へ」
私が貴社を志望する最大の理由は、仕事に誇りと熱を持ちながらも、常に周囲と誠実に向き合い、さまざまな人の力を借りて仕事に取り組む社員の方々に魅力を感じたからです。私はXxx部で選手と学生コーチを経験し、個人の能力だけでは組織の成果につながらず、一人ひとりの考えや強みを理解し、互いに信頼できる関係をつくることが重要だと学びました。就職活動でも、多くの人と関わりながら、一つの目標に向かう仕事を志望しています。社員訪問でお会いした貴社の方は、大規模な開発について華やかに語るのではなく、行政や地域、設計者、施工会社など、多くの方に支えられて初めて実現できた仕事だと話されていました。また、学生である私の考えにも率直に耳を傾け、仕事の難しさまで自然体で説明してくださいました。その姿から、「信頼を未来へ」という理念が掲げられているだけでなく、社員一人ひとりの行動に表れていると感じました。私も貴社の一員として、相手の立場に誠実に向き合い、街開発にとどまらない次世代デベロッパーとして多様な関係者の力を一つにしながら社会の価値をつくりたいです。
この例文のポイント
社員への共感を中心に構成した、面接で使いやすい志望動機です。
「社員が優しかった」「雰囲気が良かった」という感想ではなく、社員が仕事の成果を周囲の協力によるものとして語っていたこと、仕事の難しさを隠さなかったことから、誠実さや信頼を重視する姿勢を読み取っています。また、自身の部活動経験においても、多様な人の力を引き出すためには信頼関係が必要だったという価値観を示しており、社員への共感が単なる憧れで終わっていません。人への共感を用いる場合は、複数の社員に会い、共通して感じた特徴を整理しましょう。特定の社員一人だけへの憧れではなく、その言動が東京建物の組織全体に共通する文化だと説明できることが重要です。
■ ■ ⑸ 少数精鋭 × 若手から任される環境
採用した軸:❶「少数精鋭・若手裁量」+ ➌「人への信頼」
私は、歴史ある企業ながらも、少数精鋭の組織で常に社会に新しい価値を提供しようとする貴社の風土に大きな魅力を感じ、志望しています。貴社社員の皆様からは共通して、常に変化を恐れず、チャレンジする風土や時代を牽引していくための裁量・チャンスがあると伺いました。日本最古の総合でデベロッパーでありながら、これまでの歴史の中で培った信頼を、変化に適応しながら未来に繋げていく姿勢が東京建物らしさであり最大の魅力なのだと認識しております。個人に与えられる裁量の大きさ、その中に身を置くことで得られる自身の可能性を思い描き、貴社を志望しております。
この例文のポイント
面接などで東京建物の歴史と社風に触れながらコンパクトに回答できる非常にまとまった志望動機構成です。深堀を前提としているため、想定される話の広がりを事前に網羅的に準備しておきましょう。
さいごに
東京建物の志望動機を作成する際は、「歴史のある会社で働きたい」「少数精鋭の環境で成長したい」という結論だけでなく、東京建物が押し出しているキーワードを適切に引用することが大切です。
・「信頼を未来へ」
・お客様第一の精神
・地域の歴史と新しい価値を両立する「不易流行」
・時代の変化を先んじて捉える「進取の精神」
・「場の価値」と「体験価値」による社会課題の解決
といった東京建物独自の考え方を、自身の原体験や実現したい街の姿と組み合わせましょう。
環境への共感を用いる場合も、「若手裁量」「自由」といった言葉だけで終わらせず、「誠実」「信頼」といった重要なキーワードを必ず活用してください。